骨粗鬆症の検査を始めました ―骨の量と質-

手のレントゲンで検査します。もちろん予約なしでその場で結果がわかります。被ばく量が少ないのが利点です。定期的に自分の骨量をチェックしましょう。
骨を鉄筋コンクリートでイメージすると、「骨量」がコンクリート(カルシウム)、「骨質」が鉄筋(タンパク質)となります。骨粗鬆症の治療によって骨量だけ改善すると、硬いけど脆い「陶器」の骨になってしまいます。大腿骨骨折を起こしたときに、通常折れる部位ではなくて、レントゲンで一見丈夫そうに見える箇所が折れます。非定型大腿骨骨折といいます。救急医の頃、整形外科の先生から、「ビスフォスフォネート製剤を何年間服用していますか?」とよく尋ねられました。ですから骨質も重要です。衝撃に対して「しなり」を保つことです。高齢者はタンパク質が不足しがちです。意識的して摂るようにしましょう。
開院1年、あっという間でした。年末年始に発熱外来の勤務もあり、録画しておいた「芸能人格付けチェック」をみて初笑いしました。でも途中の番宣で気づいたのですが、観ていたのは去年の番組でした。