サルとヒトとモルモットは体内でビタミンCを合成できません。モルモットには専用ペレットが必要なように、果樹の上で生活をしない我々は、ビタミンCを意識的に摂らなくてはいけません。
というわけで、種からレモンを育ててみました。ビールにレモン汁を垂らして飲むためです。これに焼き魚と大根おろし、豚の生姜焼きがあれば、栄養素として完璧です。
柑橘類は種から育てることができます。太った種を選んでねぶってぬめりを取ります。ぬめりは糖質なので、そのままだとかびてしまうからです。種の皮をむきます(発芽率があがります)。湿らせたキッチンペーパーに挟んで、ジップロックの中に入れて、冬なら床暖の上に置いておくと発芽します。一つの種から芽が複数本でたりします(多胚性)。大きな芽が親のクローンだそうです。小さな芽は新種かもしれません。楽しくなり50個ほど種をなめてしまいましたが、種から育てる場合は実生(みしょう)といい、実がなるまで10年以上かかるようです。10年前に始めればよかったです。
数日で治るのだからインフルエンザと同じだと考えている人がいます。しかしインフルエンザに後遺症はありません。今、若い人ほどコロナの後遺症に悩んでいます。5人に1人は、体が勝手にコロナウイルスの幻影(破片)と戦い続けています。long COVIDと呼びます、第5波以降の若者に多く発生しています。
コロナウイルスは、HIV(エイズ)と同じように免疫をつかさどるT細胞に感染します。免疫のバランスが崩れてアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態が「倦怠感」を生み アクセルもブレーキも反応しない状態が「味覚・嗅覚障害」などを起こしているようです。T細胞に感染するとは嫌な感じです。
―気になる後遺症には、以下があります―
- 体位性頻脈症候群:休んでいても脈が常に100以上あって 立ち上がると脈がさらに増える
- 非びらん性胃食道逆流症:胃カメラでは異常がなく、放散痛として胸痛や、息切れ、動悸、不眠が起こる
- 慢性疲労症候群:例えば、調子が良いと感じて1日活動すると、翌日は全く動けなくなる
- メモリーロス:頭の中が霧がかかったようにかすんでいる
簡単な暗算(2桁の足し算)ができない 思い出せない 字を読んでも頭に入ってこないなど
―つまりコロナ後遺症は―
- 原因がまだよくわかっていない
- コロナ感染中よりもつらくて長い
- 周囲から怠けていると思われて理解が得られない
- 後遺症は公費負担がなくお金がかかる
治療は、症状に対する治療と生活のアドバイスになります。考えられることをやっていくしかありません。
決してコロナはインフルエンザと同じではありません。